ウォーキングブリーチ
前歯が1本だけ黒くなっているが、白くしたい・・・
ウォーキングブリーチ法が有効なケース
むし歯や外傷のために歯髄(いわゆる神経)が死んでしまった歯は、時間とともに暗褐色に
変色してきます。
これは、歯の血液循環がなくなるためで、とくに象牙質にたっぷりと含まれているコラーゲンが、
時間が経つにつれて変性し、色が濃くなってくるためです。
前歯が1本だけ黒くなっているが、白くしたい・・・など、歯髄が死んでしまった歯は、
生きている歯の変色とは異なり、歯の内部が濃い色に変わるため、通常のホワイトニングでは
あまり効果がありません。そのような場合には、ウォーキングブリーチ法が有効です。
<象牙質と変色>
象牙質のなかにはコラーゲンがたっぷりと含まれ、その体積は、象牙質の約4 分の1をしめるほど。
歯髄を失うと血液循環がなくなるため、コラーゲンは古くなり、時間が経つうちに変色して、
象牙質の色が濃くなってしまいます。その色がエナメル質に透けて見えているのが変色歯なのです。
ウォーキングブリーチ法とは
ウォーキングブリーチ法とは、
歯の裏側の詰め物を取り、そこに歯を白くする薬剤を入れて
歯の内部から白くしていく方法です。
個人差はありますが、1週間ごとに通常3回から4回ほど
薬剤を交換することで他の歯と同程度の白さに回復する
ことができます。その後、再度、詰めもので蓋をします。
通常、歯髄を除去するときは、歯の裏側から穴を開けて
治療し、根の中に根充剤を詰めてから蓋をします。
ウォーキングブリーチ法は、その蓋を取り除いて
治療しますので、通常新たに歯を削ることはありません。
歯の変色により歯ぐきが黒くなっている場合、
ウォーキングブリーチで歯を明るくすることにより
歯ぐきの色調も改善できます(メタルコアが原因の場合は
効果がありません)。
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前歯の変色、気になっていませんか?
「病気ではないし‥」「歯を削りたくないし‥」と、歯の変色を我慢している方は多くいらしゃいます。
ぜひ一度お気軽にご相談ください。
ウォーキングブリーチ法の注意点
打撲などのために、歯髄が壊死している場合には、まず歯の根の治療をしてから行います。
また、既に歯の根の治療がしてあっても不十分な場合は、再度、根の治療をしてから行います。
他に変色の原因として、抗菌薬(抗生物質)の副作用や、
治療に使った金属の影響で起きるものもあります。
この場合は別の方法を行います。(ホワイトニングやポーセレンラミネートベニア法など)
1年以上期間がたつと多少、後戻りすることがあるといわれていますが、もし後戻りしても
少ない回数の再治療で回復します。
この治療により歯がしみたり痛むことはありませんし、今まで多くの症例を行ってきたなかでも
そのような経験はありません。
ただし、歯の根の中に薬剤がしみ込まないように
「セメント裏装(根の中の詰め物を特殊な薬剤で保護する方法)」で封鎖をしますが、
この治療が十分でなかったり、歯にクラック(亀裂)があると痛みが出るかもしれません。
その場合は速やかに歯科医に連絡して下さい。
ウォーキングブリーチ法の治療費について
ウォーキングブリーチ法の治療費につきましては、以下のリンクからご覧いただけます。
![診療予約は 0568-84-2333 へ](https://kato-ha.st-creative.jp/kato-shinbi/shared/image/figure_outro_01.png)